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エンジンKTMの4ストロークエンジンは、長年、E2およびE3クラスのオフロードシーンを席巻してきた。SOHCレイアウトを採用するニューファミリーも、錚々たるデビューを飾っている。そして今、400ccという新たな家族の一員を迎える。伝統的なSOHCを採用しながらも、KTMならではのモダンコンセプトを応用し、力強く、リニアなパワーデリバリーを提供し、過酷な環境下でも驚異的な信頼性を発揮し続ける。
400ccエンジンは、マイルドなパワーデリバリーと超効率的な特性を併せ持ち、自らファミリーの新メンバーであることをアピールする。短縮されたストローク、新型カムシャフト、最適化されたイグニッション・マップなど、ビッグシスターとの相違点は少なくない。
- SOHCシリンダーヘッド
オーバーヘッドカムシャフトが、軽量ロッカーアームを介して4本のバルブ(吸気側はチタン製)を駆動するとともに、エンジンベンチレーションの中心的役割を果たす。オートデコンプシステムも最適化し、始動性を向上。マグネシウムシリンダーヘッドは、バルブ調整を考慮して、角度をつけている。
- クランクシャフト
コンパクトなクランクシャフトは、最高レベルの剛性が確保されるよう設計。軽量の鍛造ピストンと1本のバランサーシャフトを駆動する。カウンターウェイトはクランクスペース外側にレイアウトし、チャーニングロスを低減させている。
- オイル回路
繊細なパフォーマンスパーツは、アグレッシブなライディングの負荷やダートから巧みに保護されている。その工夫のひとつが、2系統独立型オイル回路である。1系統は吸気トラクトに取り回され、別の系統がギアボックスとクラッチを潤滑する。
- キャブレター
4ストロークEXC全モデルには、φ39mmのケーヒン・スロットルサイドキャブレターのほか、キャブレター・アクセラレーターポンプとスライドポテンショメーターが採用され、圧倒的な加速と理想的なパフォーマンスが約束されている。コールドスタート・セットアップも最適化、低温環境における始動性が大幅に向上された。
- クラッチ
トルククッションが一体化されたクラッチには、アウタークラッチハブの追加オイルホールを介して、これまで以上のオイル供給を受ける最適化型ディスクパッケージが採用されている。この精妙な潤滑レイアウトにより、とりわけハードライディング時の温度上昇と摩耗が抑えられる。改良型インナークラッチハブの下には、2系統独立型オイル回路用ニューシールが隠れている。コントロール性の基準がさらに引き上げられることになったのは、ブレンボの手になるクラッチコントロールシステムに拠るところが大きいが、決してこれだけの工夫にとどまらない。
- イグニッション
最適化された点火特性と新型スパークプラグの相乗効果により、特に低速域のライダビリティが向上。
- エレクトリックスターター
標準装備のキックスターターに加えて、小型・高効率のエレクトリックスターターを採用。タフなオフロード環境で大きなアドバンテージとなる。
- ハウジングカバー
新たなロゴデザインとカラーリングを纏うハウジングカバー。コーティングにもいっそうの改良を加えた結果、KTMらしいクールなルックスを実現しながら、ヘビーデューティ・ライディングブーツと接触しても容易に傷つかないタフネスを確保している。
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フレーム 堅牢、余裕あるディメンション、楕円ラテラルチューブなどさまざまなキャラクターが相まって、クロモリEXCフレームはもっとも安定性が高く、軽量化においてもライバルの追随を許さない。タフなプラスチックラテラルガード(アクセサリーキット)がハイクオリティ・パウダーコーティングを確実に保護する。 |
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リアサブフレーム 扁平プロフィールの高品質アルミニウムサブフレームは、ほとんど重量増を伴わずに理想的な安定性を実現する。 |
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フォーク WP製のφ48mm倒立フォークには、新設計の軽量型インナー/アウターチューブを採用したほか、新キャリッジユニットの装着とスライディングブッシュのベアリングシートの最適化により、均質なフレキシビリティの実現を狙う。さらにセットアップも見直し、トータルで快適性と減衰マージンの向上が図られている。伸び側/縮み側減衰力、プリロードともにアジャスタブル。特に伸び側減衰力調整には専用の星形ノブを採用し、容易にセットアップ変更ができるよう工夫を施した。 |
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スウィングアーム 超軽量鋳造アルミニウムのスウィングアームには、PDSショックアブソーバーをダイレクトマウント。このレイアウトにより、理想的なフレキシビリティが約束され、トラクション性能と快適性の向上が実現された。 |
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PDSショック PDSニードルの強化とセカンドピストンの最適化により、新たな次元に到達したWP製PDSショックアブソーバー。特に快適性を強調した減衰力デザインが最大の特徴となっている。縮み側減衰力調整に加え、伸び側は低速と高速の分離調整が可能。コースコンディションに応じて最適のセットアップが見つかる。 |
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ブレーキ KTMとブレンボは、新たな基準を打ち立てることに成功した。フロントには2ピストンキャリパー、リアにはシングルピストンキャリパーを採用し、超軽量ウェーブシェイプ・ディスクを組み合わせる。 |
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冷却システム シリンダーヘッドからフレームトライアングル、さらにTピースストレートを介してラジエターへと繋がる一体型デザインの冷却システム。ラジエターの装着がシンプル化されただけでなく、エアフローも改善され、燃料タンク下には大きなスペースを残すことができた。 |
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ハンドルバー ハイグレード・アルミニウム製ハンドルバーには、独特のテーパー形状を施す。4段階のアジャスタブル機構は、体格にかかわらず、最適のポジションを提供する。 |
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クラッチレバー 油圧クラッチシステムは、メンテナンスフリーに近い手軽さを実現しながら、軽い力で操作できる利便性を約束している。 |
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エグゾースト 内部形状を改良。アルミニウムサイレンサーは、機能美を感じさせるだけでなく、軽量化に大きく貢献し、エグゾーストノートを巧みにコントロールする。 |
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ボディワーク KTMならではのクールなボディワークは、マシンデザインの新たなトレンドを示唆すると同時に、エルゴノミクスの理想形を提案する。ヘッドライトには2コンポーネントデザインを採用。チェーンガードとフロントフェンダーは、クオリティの高い外観を保護すると同時に、理想的な剛性バランスを提供する。 |
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スポイラー 新デザインのスポイラーを採用するフロントエンドは、10mm以上もスリム化され、エルゴノミクスがさらに向上されている。インモールド・テクノロジーが、スポイラーに融合されたニューグラフィックを確実に保護、高い耐久性を約束する。スポイラーのフロント開口部は、ラジエターのエアアウトレットとして機能し、リアの開口部からはエアボックスにフレッシュエアが導入される。 |
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リアエンド モダンな印象を放つワンピース構造のリアエンドには、軽量性と耐久性を兼ね備えるLEDリアライトを組み合わせ、エンデューロ特有のハードユースに対応。イルミネーション付ナンバープレート・キャリアとターンインジケーターは、一体構造のアドオンタイプとし、取り外し/取り付けを容易にしている。 |
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燃料タンク 理想のエルゴノミクスと最良のニーサポートを提供するタンクレイアウト。スポイラー下のダクトは、KTM
AIRFLOWシステムの一部として機能し、フレッシュエアをエアボックスに導入する。 |
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燃料タンクキャップ バヨネットフィッティング付燃料タンクキャップには、新たにノーリターンバルブを組み込んでいる。ツイストロック・メカニズムが採用されているため、ライディング中に外れることがない。オレンジのインナーセグメントを押すと、簡単にロックを解除することができる。 |
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シート フォームコアを最適化したニューシートは、快適性が向上されただけでなく、サービスライフも延長されている。また、シート単体で150グラムの軽量化に成功した。 |
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エアボックス 大容量はハイパワーの象徴。形状にも創意工夫を凝らし、理想的なニーグリップに貢献する。Twin-airエアフィルターは、工具なしでも簡単にアクセス可能。フィルターの交換に手間はいらない。 |
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